みなさん
こんにちわ
今年は花粉の量が多いようですね。
耳鼻科眼科を受診される方も多いかと思います。
ちなみに
花粉症の診察やお薬は耳鼻科・眼科さんでなくても
診察・処方して頂けます。
もし毎年決まった時期に決まったお薬を飲むだけという方は、
この時期、激混みの耳鼻科などを回避し
近所の内科さんなどを受診されるのもいいかと思います。
いつもよりひどいよ！鼻まわりもほてって熱いしちょっと痛い！なんて人は
必ず耳鼻科さんを受診してくださいね！
お薬としては
抗アレルギー剤の飲み薬や小青竜湯などの漢方薬、
ひどい場合はステロイドの内服薬や点鼻薬が出ます。
たいがいはこれでOKですが、
中にはこういったお薬が使えない方もいますよね。
例えば妊婦さんです。
実は使えない事はほとんどの場合ないのですが、
万一何かあると大変なので花粉症くらいは薬なしでがんばりましょう。
となるか
もしくは弱めのお薬が処方されるかと思います。
ご本人の強い希望があれば、もちろん数あるお薬の中から
使用実績があり安全性も高いと考えられるお薬をお医者さんが選んで処方してくれます。
が、
医師もおススメはしないし、
今年は薬なしでなんとか過ごそう、という方に
いいと思うのが鼻洗いです。
鼻洗いとは、
専用の洗浄液や生理食塩水を使って
鼻の中を洗浄することで、鼻洗浄とも呼ばれます。
副鼻腔炎（蓄膿症）の症状緩和や、予防に効果があると考えられます。
鼻洗いは妊婦さんでも問題ないですね。洗うだけですから。
いろんなメリットがありますが、
第一には異物を洗い流せることです。
風邪などのウィルスや花粉のような異物は、鼻の粘膜に最初に付着します。
こうした異物を早めに洗い流すことで、
風邪やアレルギーが原因となって起こる副鼻腔炎（蓄膿症）の予防につながるのです。
（しっかりと鼻の中が洗えているのかみている動画がありましたので
参考までに載せておきます。➡みらいクリニックさんの動画）
また、鼻水を洗い流して鼻の中をきれいにすることにもメリットがあります。
副鼻腔炎（蓄膿症）になると粘りのある鼻水が鼻の中に溜まりますが、
これをそのままにしておくと鼻粘膜の機能が妨げられ、
症状がさらに悪化することがあります。
鼻洗いは、鼻水を取り除いて鼻粘膜の本来の機能を回復させる助けとなるのです。
特に、副鼻腔炎（蓄膿症）の場合は粘膜が細菌感染を起こした状態になっているので、
洗い流すことがとても大切です。
ただし１００％効果があるかはわかりません。
ただ個人的には花粉の時期はすっきりして気持ちいのでよく行っています。
なので、絶対おススメよ！！と強く強調するものではありません。
以下はご興味のある方だけ読み進めてください。
まずは最も大切なことですが、
正しいやり方で行う必要があるのは
言うまでもありません。
youtubeに詳しくご紹介頂いている動画がありましたので
参考までに載せておきます。
簡単に方法ご紹介しますと
ドラックストアなどで売っている専用の商品を買わなくてもOKです。
（もちろん専用品でもOKです）
まずネティポットをアマゾンなどで買います。
↓前出のナイスガイが鼻に突っ込んでいる容器ですね。
そしてヒマラヤ岩塩など天然系の岩塩などで洗浄液を作ります。
ネティポット一杯のぬるま湯（ミネラルウォーターなどがいいですね）に岩塩をちょろっと入れます。
具体的に言うと生理食塩液の０．９％食塩となるようにしますが、
いちいち計量してては面倒で続きませんので目分量の方が多いです。
要は慣れですね・
そういえば
くすのき薬局は・・・薬局です！！薬局なんです！
と、いうことで
病院などで処方される鼻洗いの洗浄液の元を調剤して
販売も致しますのでご希望の方はご相談ください。
塩化ナトリウムと炭酸水素ナトリウムを合わせて
約0.9%生理食塩液濃度の洗浄液の元を作ります。
↓こんなのを作ります。作るのに時間がかかりますので少しお待ち頂く事になります。
それを250mlほどのぬるま湯に溶かして鼻洗いするだけです。
だいたいネティポット１つ分です。
＊ネティポットはくすのきでは売ってません。アマゾン等の方が安く早く手に入ります。＊
「ここで注意です！！」
絶対に真水で行ってないいけません！
というのは
健全な小学生時代を過ごされた方は毎年の夏のプールでご存じだと思います。
あと冷たい水でもあまりよくありません。ぬるま湯がいいです。
そして1日1回程度にしておくのがいいです。
ひどい時は朝、晩と2回してもいいかと思います。
ぬるま湯なんてイヤ！冷たい水でギンギンしたい！！
1日2回なんてイヤ！気持ちイイから何回もしたい！！
という玄人の方はご自由になさってください。
岩塩なり、くすのきセットなりで、作った洗浄液をネティポットへ入れたら動画の様に
顔を左右どちらかに傾けて天井側の鼻から洗浄液を流し込みます。
アーとでもいいながらやると、耳への圧力が軽減され、液の誤飲も防げますのでいいと思います。
生理食塩液濃度ですのでプールの水が入った時の痛みはありませんのでご安心ください。
でも、慣れるまでは抵抗があるかもしれませんね。
出来たらもう片方の鼻も行います。（違う方の鼻なので逆方向に顔を傾けて行います）
基本は片方の鼻から洗浄液を流し込み、もう片方の鼻から流れ出すだけでOKです。
慣れてる方は口から出すようですがここまでしなくてもOKですね。
ここでまたまた注意点です！！
洗浄が終わった後、鼻の奥に溜まっていたものを出すために鼻をかみますが、
普段やっているように
思いっきり息を吸い込んで、ビーーーっとかんではなりません！！
絶対になりません！！！
耳の方に水がいってしまい耳が痛くなるばかりか
内耳に負担がかかり中耳炎の原因にもなりかねません。
動画の様に下を向いて自然に流れださせるか、
片鼻ずつ恐る恐るゆっくりとしずかにかんでください。
その内、程度がわかってきます。
慣れるまではかみが弱く、
横になった時やふとしたときにポッタリポタリと流れ出てくる事があるので
カッコつける時やお見合いの前などは注意が必要です。
以上の注意点を守れば、家庭でも安全に鼻うがいができます。
正しく行っても耳が痛くなったり、鼻に液が残って不快感がある場合は、
耳鼻科のお医師さんにアドバイスを仰ぎましょう。